Originally uploaded by manmoth Nishi
うまく寝付けなかったのはなぜなのか。
Wintermuteの冷気が
いまだに体の芯に残っていてときどきぞくりとするのです。
12/25まで公開しておりましたWintermute。
たくさんの人に来ていただきました。
ほんとうにどうもありがとうございます。
ほんとは、終わった直後に書くべきところだったのですが
今日まで言葉にできませんでした。
ReZoNeシム”Wintermute"は既に去りました。
寒く冷たい美しい世界は
たくさんの人の心をひきつけたようです。
そのことは喜び以外の何物でもありません。
国内海外のブログで紹介していただき
Flickrにも多くの人がSSをアップロードしていただきました。
20日間人の足が絶えることはなく
多くの人から想像以上の評価とお言葉をいただきました。
しまいにはリンデンのShowcaseに掲載してもらったことは
ちょっとうれしい、できすぎな出来事でした。
末代までとはいいませんがちょっとした自慢です。(笑)
もちろんこの場所を作った仲間皆と喜び合いました。
この場所をお見せするのは、
多くの人へのクリスマスプレゼントのつもりでしたが
Showcase掲載は自分たちへのクリスマスプレゼントになったかな。
ただ、個人的なこととなると
最後の5日間は本当につらく厳しいものでした。
ディスプレイごしに見るだけの
凍てついた世界の寒気が
私の身体に染みこみ、骨にまで伝わるのです。
ぎしぎしと責めさいなむのです。
イメージとしての冷気は
心を蝕むものなのでしょうか。
あたしは、本来Wintermuteは
人気のない世界なのだろうと思っていました。
人はそこに魅かれるけれど、ずっとはいられない世界。
わずかな人の気配はあるかもしれません。
でも、けして姿はない。
なにかの気まぐれで
Wintermuteにひとときでも行くことができたのは
きっときっとしあわせなこと。
でもその時間が長いと
人はハートのどこかを冷たさに侵される。
cold fever
それがあたしの
体験していたことなんじゃないかと思います。
美しいだけの世界なんてきっとありはしない。
美しいだけの世界なんてきっと魅力はない。
もし美しいだけのものに魅かれているように思えても
そこにはかならずそれ以外の理由がある。
美しさ以外の理由が。
幻想や癒し
なんて言葉でまとめていいんでしょうか。
いやいいわけがないのです。
人を包む世界は、
かならずしも人間にやさしいわけではないのだと
Wintermuteはささやきます。
その真実、本音に
多くの人が癒しや幻想を見つけるのは矛盾でしょうか。
限りなく美しいものの下に
ひとつやふたつの不吉ななにかがあっても
おかしくないと信じる人間です。あたしは。
あたしの身体からは、まだ寒気が抜けきらない。
でももうゴメンです。
Wintermuteは去ったのですから。
いっしょに連れて行かれるわけにはいかない。
美しくもなんともない
愛しくも猥雑な街に戻る。
バイバイ Wintermute。
またいつかあう日まで。
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